プレスリリース

2010年7月16日
関西電力株式会社

中国電力島根原子力発電所1、2号機の保守管理の不備等の最終報告に関する当社の確認結果について

 当社は、中国電力島根原子力発電所1、2号機で判明した保守管理の不備等について、平成22年4月30日に、経済産業省原子力安全・保安院より、中国電力の中間報告に記載されたものと同様の問題がないかを確認するよう指示を受け、6月3日に同様の問題がない旨、報告しました。

平成22年6月3日お知らせ済み)

 その後、6月11日に同院より、中国電力の最終報告に記載された問題点について、当社の原子力発電所における保守管理の仕組みに同様の問題がないかを確認するよう指示※1を受け、本日、その確認結果を同院に報告しました。

<報告内容の骨子>
中国電力が保守管理の不備等の原因としている
  • ・「原子力部門の業務運営の問題」
  • ・「不適合管理※2の仕組みの問題」
  • ・「安全文化に関する意識の問題」
について、当社においては同様の問題がないことを確認しました。

 当社では、今後とも、品質保証活動の中で継続的な業務改善を行い、類似事象の発生防止に努めていくとともに、引き続き安全を最優先に、原子力発電所の運営に取り組んでまいります。

  • ※1「中国電力株式会社島根原子力発電所第1号機及び第2号機の保守管理の不備等の最終報告に係る各社への確認について(指示)」
(概要)
  • ・原子力安全・保安院は、平成22年6月3日付けで、中国電力より、島根原子力発電所第1号、2号機の保守管理の不備並びに定期事業者検査の一部未実施に係る報告徴収に関する調査報告書(最終)を受領した。
  • ・同最終報告によると、原子力部門の業務運営の問題、不適合管理の仕組みの問題、安全文化に関する意識の問題が明らかとなった。
  • ・ついては、原子力安全・保安院は、原子炉設置者において、中国電力と同様な3つの根本原因がないかを確認することを求める。
  • ※2「不適合」とは、本来あるべき状態とは異なる状態をいう。発電所では、通常の点検で見つかる計器等の故障等からトラブルまで、広範囲の不具合事象が対象となる。こうした不具合事象が放置されることを防ぐため、正常な状態と区別して管理することを「不適合管理」という。

以 上

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