プレスリリース

2010年6月28日
関西電力株式会社

美浜発電所2号機の原子炉起動について

 美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力50万キロワット、定格熱出力145万6千キロワット)は、定格熱出力一定運転中の平成22年4月19日に実施した定例の1次冷却材中の希ガス(Xe-133)濃度測定で、前回の測定値を上回る値が確認されたことから、燃料漏えいの疑いがあると判断し、漏えい燃料を特定するため、4月24日に原子炉を停止しました。
 調査の結果、隣接して装荷されていた2体の燃料集合体に漏えいが認められました。
 原因は、前回定期検査の燃料装荷作業中に原子炉内に混入した異物(ステンレス片)が、運転中に燃料棒とこすれて、燃料棒に傷が発生・進展し、燃料漏えいに至ったものと推定しました。
 対策として、これら2体の燃料集合体は使用しないこととしました。

平成22年4月19日23日6月1日11日お知らせ済み]

 原子炉に装荷していた燃料集合体121体のうち、漏えい燃料集合体2体を含む20体を取り替えました。(新たに装荷した20体うち8体は新燃料で、12体は使用済燃料ピットに一時保管していた再使用燃料)
 原子炉の起動準備が完了したことから、本日、昼に原子炉を起動し、臨界に達した後、6月30日頃に発電を再開する予定です。

以 上

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