プレスリリース

2005年8月5日
関西電力株式会社

大飯発電所3号機 第11回定期検査における電気出力上昇工程の遅れについて(取水口 B-ロータリースクリーン補修に伴う出力上昇の一時中断)

 大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成17年8月4日11時25分、定期検査の最終段階である調整運転を開始(発電機を並列)し、出力を上昇していたところ、取水口に設置しているB-ロータリースクリーンの駆動用チェーンに不具合(変形、外れ)が認められたため、2台ある循環水ポンプのうち1台を停止して、50%出力(8月5日5時10分に到達)を維持しながら、B-ロータリースクリーンの点検補修作業を実施することとしました。(残り3台のロータリースクリーンを点検した結果、駆動用チェーン等に異常は認められませんでした)
 このため、明日、定格熱出力一定運転に到達する予定が、遅延することとなりましたのでお知らせします。

 なお、本事象は、法令および安全協定に基づくトラブルには該当せず、運転継続する上で、安全上の問題はありません。

ロータリースクリーン
取水口から入ってくるごみを除去する装置。
循環水ポンプ
タービンを回した蒸気を復水器で冷やして水に戻すために、復水器に海水を送りこむポンプ。

以 上
プレスリリース