プレスリリース
2005
2005年5月19日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
1. 運転状況について(平成17年5月18日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※ | : | 大飯発電所2号機第19回定期検査は、取り替え用の2次系配管の手配に時間を要したことから、本格運転再開時期が当初予定の6月中旬から遅れる見込みです。 |
2.保全品質情報※について
※ | 実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則および電気関係報告規則に基づく報告事象や安全協定の異常時報告事象に該当する事象を含め、保安活動向上の観点から、産官学において情報共有することが有益である事象 |
(1)法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象 | ||||||||||||
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発電所名 | 美浜発電所1号機 | 発 生 日 | 4月28日(第21回定期検査中) | ||||
件 名 | 補助建屋排気筒のひび割れおよびドレン管の接続不良について (添付図-2参照) | ||||||
事象概要 および 対 策 等 |
定期検査中、4月28日、原子炉補助建屋排気筒の目視点検※1を実施していたところ、12時10分頃に、排気筒下部に接続されているドレン管※22本が外れていること、および当該ドレン管取り付け部の排気筒にひび割れがあることを確認しました。 このため、補助建屋内での放射性物質の発生を伴う作業を直ちに一時中断するとともに、排気筒からの排気を停止させるため、補助建屋送気ファンおよび排気ファンを12時53分に停止しました。 今後、当該配管が外れた原因を究明するとともに、補助建屋の排気を通常状態に戻すため、外れたドレン管を仮補修する予定です。 なお、排気筒モニタ指示値に変化はなく、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(平成17年4月28日 お知らせ済) その後、原因調査のため、排気筒底板の開口部周辺を切り出した上で、当該部にステンレス板(パッキン付)をボルトで取り付けて仮補修を行い、4月30日14時57分に、補助建屋送排気ファンを再起動しました。 |
(2) (1)に至らない軽微な事象 | ||||||||||||
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3.その他 | ||||||||||||||||
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発電所名 | 大飯発電所2号機 | 発 生 日 | 4月20日(第19回定期検査中) | ||||||||||||
件 名 | 燃料装荷作業の一時中断について (添付図-4参照) | ||||||||||||||
事象概要 および 対 策 等 |
定期検査中、4月19日から原子炉への燃料装荷作業(193体)を実施していましたが、4月20日11時45分から79体目(燃料集合体番号:2S46)の燃料集合体(以下「燃料」)を、燃料取替クレーンにより所定の炉心位置へ吊り下ろす作業を実施していたところ、11時58分頃に燃料取替クレーンのマストから燃料が約1m下降した位置で、荷重変動※1(設定値:50kg)により自動停止しました。
原因調査の結果、燃料および燃料取替クレーンに問題がなかったことから、4月28日0時21分に装荷作業を再開しましたが、同じ位置で自動停止が発生し、支持格子とガイドバーの干渉を回避させる操作を行い、当該燃料を所定の炉心位置に吊り下ろすことができたが、燃料装荷作業に約4時間を要したことから、当該燃料は燃料取替クレーンで円滑に取り扱えなかったと判断し、次サイクルでの使用を見合わせ炉心内の燃料配置等を再検討することとしました。 なお、今回の事象は、燃料取替クレーンのガイドバーと燃料の支持格子との干渉が大きかったものであり、次回定期検査時に支持格子との干渉を低減させる形状のガイドバーに取り替えることにしました。 本事象による環境への影響はありません。
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以 上