プレスリリース

2004年10月21日

高浜発電所2号機復水器連続除貝装置清掃に伴う出力抑制について

  高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、平成16年10月20日22時20分頃から、復水器へ冷却水(海水)を送る系統(A,Bの2系統)にあるB系統の復水器連続除貝装置(※) のフィルタに詰まりが認められ、これにより復水器の冷却水流量(循環水流量)が低下したため、電気出力が若干低下しました。

  フィルタ詰まりの原因は、台風23号の影響で、取水口に落ち葉等が大量に流れ込んだためと推定されました。
  循環水ポンプの流量を絞り、復水器連続除貝装置のフィルタの洗浄を行いましたが、効果が認められなかったことから、翌21日2時10分から出力降下を開始し、4時33分に電気出力を50%(41万3千キロワット)まで抑制した上で、当該B系統を隔離し、当該装置の清掃を行うこととしました。

 また、A系統の復水器連続除貝装置のフィルタについても、詰まり傾向が認められているため、B系統の復旧後に隔離を行い、同装置内の清掃を実施する予定です。

 これらの作業には4~5日間程度要する予定であり、作業終了後、定格熱出力一定運転に復帰する予定です。

(※) 復水器連続除貝装置:
  取水口から取り入れる小さなごみや貝類等を取り除くためのフィルタを内蔵した装置。


 

以 上

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