プレスリリース

2004年10月9日

姫路第一発電所5号機における配管肉厚の自主検査結果について

 当社では、美浜発電所3号機2次系配管破損事故を踏まえた経済産業省の指示に基づき、火力発電所における腐食・浸食による減肉が生じる可能性のある配管部位の検査実施計画を、9月13日に提出しました。そして、同計画に基づき、9月26日より配管肉厚の自主検査を順次実施しています。

  姫路第一発電所5号機につきましては、10月6日より検査を実施していますが、No.1およびNo.2ガスタービン排熱回収ボイラ※1高圧節炭器※2入口給水管の流量測定用フローノズル※3下流部を肉厚測定し、発電用火力設備の技術基準を用いて評価しましたところ、計算必要厚さを下回ることを確認しました。

 従いまして、当該配管を取替えることとします。

 なお、No.3ガスタービン排熱回収ボイラにつきましても、相当する箇所の検査を実施しましたが、必要な肉厚を有しており健全であることを確認しています。

※1:ガスタービンの排ガスの余熱を回収して蒸気を発生させるボイラ

※2:燃焼ガスの保有する熱を利用してボイラの給水を予熱するために設けられた伝熱面群

※3:管路の通水流量を計測するために管路を狭めるもの

<参考>

姫路第一発電所5号機

             

   No.1・2ガスタービン排熱回収ボイラ高圧節炭器入口給水管の         

       流量測定用フローノズル下流部配管肉厚検査結果

 

 

外径    (mm)   

   最高使用  温度(設計)   (℃)

   最高使用   圧力(設計)

(MPa) 

公称肉厚 (mm)

計算必要厚さ(mm) 

測定最小値(mm)

No.1      ガスタービン 

 165.2  

236

24.5 

18.2 

15.53

15.5

No.2      ガスタービン

165.2 

236

24.5 

18.2

15.53

15.5

                  

          以 上

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