プレスリリース

2004年7月27日

大飯発電所1号機の原子炉起動および調整運転の開始について

 大飯発電所1号機 第19回定期検査中における保全品質情報のうち、「法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象」に至らない軽微事象について、以下のとおりお知らせします。


発電所名 大飯発電所1号機
件  名 高サイクル熱疲労割れに係る点検結果について  (保全品質情報-図1参照
事象概要
および
対 策 等
 国内PWRプラントにおいて、再生熱交換器の胴側出口配管部で、高温水と低温水の混合により発生する温度ゆらぎを主な要因とする高サイクル熱疲労割れが発生した事例に鑑み、同様の熱疲労割れが発生する可能性のある余熱除去ポンプ入口ミニマムフローライン接続部など対象箇所7箇所について、超音波探傷検査を実施した結果、1箇所に有意な信号指示(計算上必要厚さを確保)が認められたことから、念のため同寸法、同材料の配管に取り替えました。
発電所名 大飯発電所1号機
件  名 安全注入系テストライン配管の点検結果について (保全品質情報-図2参照
事象概要
および
対 策 等
 国内PWRプラントにおいて、原子炉格納容器内の安全注入系統テストラインの配管表面に貼り付けられた塩化ビニールテープが高温水により熱分解し、塩化物応力腐食割れが発生した事例に鑑み、安全注入系統テストラインの高温水が流れる可能性のある配管について点検を行った結果、242箇所に当該テープの貼り付け跡を確認し、当該箇所の浸透探傷検査の結果、1箇所に浸透指示模様が認められたことから、念のため同寸法、同材料の配管に取り替えました。

以   上
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