プレスリリース

2004年5月6日

大飯発電所3号機の定期検査状況について(原子炉容器上部ふた制御棒駆動装置取付管台からの漏えい)

 大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成16年4月20日から第10回定期検査を実施していますが、国内外PWRプラントにおいて、600系ニッケル基合金を用いた1次冷却材系統の溶接部で応力腐食割れが発生した事例に鑑み、5月4日、原子炉容器上部ふたの管台70箇所の外観目視点検準備を行っていたところ、制御棒駆動装置取付管台1箇所(NO.47)の付け根付近に白い付着物があることを確認しました。
 このため、5月5日、この付着物を分析した結果、1次冷却水に含まれるほう酸であることが確認され、また、当該管台について点検を行った結果、付着物は管台の周囲にのみ認められることから、当該管台からの漏えいであることが確認されました。

 また、5月5日から他の管台(69箇所)についても点検を行ったところ、温度計取付管台1箇所(NO.67)の側面および付け根付近に、付着物が確認されましたが、現時点ではこれが当該管台からの漏えいにより生じたものであるかどうかは特定できていません。

 今後、これら管台の詳細調査を行うとともに、漏えいが確認された管台について原因究明を実施する予定です。

  なお本事象による環境への影響はありません。   

以 上

<参考資料>
原子炉容器上部ふた制御棒駆動装置取付管台の点検状況
原子炉容器上部ふたの付着物状況図(No.67管台)
原子炉容器内構造図
制御棒駆動装置取付管台構造図
原子炉容器上部ふた管台に認められた付着物写真