プレスリリース

2002年10月7日

他電力会社への供給支障事故の未報告について



 当社の水力発電所や送電線路での事故により、他電力管内で停電が発生したものについて、平成4年度以降、経済産業省への報告を行っていなかったものが7件あることが判明し、9月30日、経済産業省にその旨報告をいたしました。
 これについて本日、経済産業大臣から当社社長宛に、その他の過去の事故について報告漏れの有無を点検するとともに、報告漏れのあったものについて10月末日までに調査・検討し、その結果を報告するよう、文書にて指示を受けました。

 今回の件は、今年9月初旬、当社社長宛に「水力発電所で感電事故があり、その報告が適正に行われていない疑いがある」との匿名の投書があり、これについて調査を行ったところ、投書に指摘されているような事故はなかったものの、他電力会社への供給支障事故に関する未報告があることが判明したものです。
 このため引き続き、水力発電所や送電系統など、他電力管内にある設備での事故について、今年度から過去10年度間に遡って調査を行った結果、他電力会社への供給支障事故が14件、このうち報告すべきものが12件、うち未報告が7件あることが判明いたしました。(詳細別紙1参照
 この原因は、「停電規模が小さいなどの理由により報告が不要である」と誤った判断をしていたことによるものです。

 法令の遵守徹底を怠ったことに際し、ご関係各所に深くお詫び申し上げます。
 今後、経済産業省の指示に基づき、速やかに調査を行って参りたいと考えております。


以 上

※ 当該供給支障事故は「電気関係報告規則」第3条表中第十二号に該当するものです。

 

<参考資料>


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