プレスリリース

2002年10月7日

他電力会社への供給支障事故の未報告について


<別紙2>

 今回、電気関係報告規則の事故報告を経済産業省に行わなかったものがあることについては、平成14年9月初旬に当社社長あてに届いた投書が発端となり判明したものです。

 投書は「平成7年4月20日に北陸支社の椿原発電所で、感電災害が原因の停電事故が発生したにもかかわらず、その報告が適正に行われていない」との内容でした。早急に事実関係を調査したところ、平成7年4月20日に感電災害が発生した事実は無く、停電事故も発生しておりませんでした。

 しかしながら、椿原発電所では平成9年5月29日に、機器の故障を原因とする停電事故が発生しており、これは当時の電気関係報告規則に基づく「他の電気事業者に供給支障事故を発生させた事故」に該当し、経済産業大臣ならびに所轄経済産業局長に速報及び詳報を報告すべきにもかかわらず、未報告であったことが判明いたしました。

 この事実を受け、過去に発生した「他の電気事業者に供給支障事故を発生させた事故」の報告が適正に実施されているか調査いたしました。今年度から過去10年度間に遡って調査を行った結果、中部電力、北陸電力のお客さまが停電した供給支障事故が14件、このうち報告すべきものが12件、うち未報告が7件(詳細は別紙1のとおり数軒から約300軒のお客さまが停電したもの)あることが判明したものです。


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