プレスリリース

2001年11月16日

シンガポール国パワーセラヤ社セラヤ第一発電所の
オリマルジョン焚設備改造に係るコンサルタント業務への参画について

◇オリマルジョンの概要

 

  ベネズエラで産出される天然オリノコ(半固体状)を原料に水と界面活性剤を加えた燃料。

 

オリマルジョン⇒ 天然オリノコ(70%)+水(30%)+界面活性剤(微量)
※界面活性剤:水と油分等を吸着させるもの
<特 徴>
  • 液体燃料として輸送・貯蔵・燃焼が可能。
  • 埋蔵量が膨大で長期安定供給が可能。
  • 石炭と競合しうる経済性。

 

<導入実績>
  • 平成3年10月に、鹿島北共同発電所2号機(12.5万kW、茨城県鹿島郡、鹿島共同発電株式会社)が世界で初めてオリマルジョン焚を採用して以来、これまで当社大阪発電所4号機を含む国内の4発電所6ユニットでオリマルジョン焚を採用。(実証試験中・現在休止中含む)
  • 海外でも導入実績あり。

 

<当社のオリマルジョン焚実証試験の概要>
  [実施場所]
    大阪発電所4号機(出力15.6万kW、大阪市住之江区)
  [実施期間]
    1994年6月~1999年9月
  [結果]
    燃焼特性及びハンドリング技術を確立
    環境保全装置(電気集塵器、脱硝装置、脱硫装置)の性能確認 等

  →2001年2月から2004年までを目途として、
      新型オリマルジョン特性確認
      高効率化を目指した高温度運転下での腐食試験
      等を現在実施中。

  ※新型オリマルジョン: 界面活性剤の成分を新しくしたもの。セラヤ第一発電所でも使用予定。
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