自然と共生する世界 関西電力グループの生物多様性(せいぶつたようせい)への取組み自然と共生する世界 関西電力グループの生物多様性(せいぶつたようせい)への取組み

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タンポポ

道ばたでよく見るタンポポには、たくさんの細い花びらがあるよ。花を虫メガネで見てみよう。よく見ると、花びら、めしべ、おしべ、種になる子房(しぼう)がセットになっているのがわかるよ。ひとつの花に見えるけど、じつは「舌状花(ぜつじょうか)」と呼ばれる花がたくさん集まったものなんだ。そして、ひとつの花はひとつの種になる。だから、たくさんの種が集まってわたぼうしになるんだ。種ができているときは花のときより、背が高くなっているんだ。種を風に乗せて遠くへ飛ばす工夫だね。

キク科。よく見る時期/3~9月。
花の大きさ/3.5~5cm (舌状花が集まった大きさ)

ハコベ(コハコベ)

ハコベというのは、春の七草のひとつ「はこべら」のことで、コハコベ、ミドリハコべのことをいいます。よく似た仲間に、ノミノフスマ、ウシハコベ、オランダミミナグサなどがあるよ。花を虫メガネで見てみよう。花びらは10枚に見えるかもしれないけど、本当は5枚。「がく」も5枚で、がくが花びらより大きい種類もあるんだ。

ナデシコ科。よく見る時期/3~11月。
花の大きさ/5mm

2枚に見えるけどじつは、1枚の花びらが切れこんで2枚に見えているんだね。

カタバミ

ハート形をした3枚の葉っぱが特ちょう。葉に光を感じるセンサーがあって、夜になって光が当たらなくなるとカサをたたむように葉が閉じる。花は1日でしおれて、そのあとには、ロケット型の実ができて、風でゆれたり、何かがふれると、はじけて勢いよく飛び出すよ。できるだけ遠くまで種を飛ばすための工夫なんだね。同じ仲間にはピンク色をした種類もあるよ(ムラサキカタバミ、イモカタバミなど)。

カタバミ科。よく見る時期/4~11月。
花の大きさ/8mm

花を拡大したら…

シロツメクサ

タンポポと同じく、たくさんの花が集まった花。虫メガネで見るとチョウみたいな形をしているよ。
昔、外国からガラスを運んできたとき、この草を干したものをいっしょにつめて、ガラスが割れないようにしたので「シロツメクサ」というんだ。干し草の中の種から芽が出て日本中に広がったんだ。

マメ科。よく見る時期/5~10月。
花の大きさ/4mm

花を拡大したら…

ツユクサ

あざやかなブルーの花が特ちょうのツユクサ。虫メガネで花をよく見ると、2枚の大きな花びら、長い2本のおしべと1本のめしべ、4本の短いおしべの下側に、小さくて目立たない花びらがもう1枚あるよ。アサガオやカタバミと同じく、一日でしおれてしまう種類なんだよ。

ツユクサ科。よく見る時期/7~9月。
花の大きさ/2cm

花を拡大したら…

  • ■参考図書/子どもと一緒に覚えたい道草の名前(monobook)〈監修/稲垣栄洋、イラスト/加古川利彦、マイルスタッフ〉、たんぽぽ(かがくのとも絵本)〈平山和子、福音館書店〉、タンポポのずかん〈小川潔、金の星社〉、たんぽぽ(絵本のおくりもの)〈甲斐伸枝、金の星社〉、ハートのはっぱかたばみ(かがくのとも絵本)〈多田多恵子、福音館書店〉
  • ■協力/株式会社 地域環境計画