プレスリリース

2013年8月23日
関西電力株式会社

舞鶴発電所1号機の電気集じん器の灰詰まり等に関する点検結果について

 舞鶴発電所1号機(定格出力:90万kW)は、通常運転中の8月18日21時39分にガス加熱器※1に補給する水のタンクのレベル低下を示す警報が発信したため、現場等を確認した結果、ガス加熱器内で、水が漏れていることを確認しました。また、漏れた水が、電気集じん器※2に流れ込み、その湿気により電気集じん器内にある灰が固まり、灰の取り出し口が詰まっていたことから、8月19日10時58分に運転を停止しました。

8月19日お知らせ済み]

 ガス加熱器内の点検を行った結果、熱交換をする配管1本の損傷と、類似箇所の配管5本の減肉について確認するとともに、電気集じん器内において、灰の大きな固着がないことを確認しました。

 配管の損傷に至った原因については、水漏れしていたガス加熱器の内部にあるガス圧力検出用配管※3から灰詰まり防止として常時流入させていた空気により、損傷した配管近傍が湿潤状態となり、腐食が進行して外面腐食によって減肉し、損傷に至ったものと推定しています。

 損傷した当該配管および減肉した配管計6本の修繕を行なうとともに、電気集じん器内における清掃と、灰のかき出し作業が完了し、設備の健全性が確認できたことから、22日17時に起動操作を開始し、本日8時8分に通常運転を開始しました。

  • ※1 ガス加熱器…ボイラ燃焼ガスの熱を回収し、脱硫装置で温度が低下した燃焼ガスを再加熱することにより、煙突から排出する燃焼ガスの拡散性を向上させる設備。熱交換に水を使用している。
  • ※2 電気集じん器…電極間に高電圧を加え、放電させることで燃焼ガス内の灰を帯電させて、収集・除去する設備。
  • ※3 ガス圧力検出用配管…ガス加熱器内のボイラ燃焼ガスの圧力を検出する配管
<舞鶴発電所の概要>
  1号機 2号機
運転開始 平成16年8月 平成22年8月
定格出力 90万kW 90万kW
所在地:京都府舞鶴市字千歳560番地5
燃 料:石炭

以 上

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