プレスリリース

2013年7月4日
関西電力株式会社

深夜電力用計器の誤配線に伴う電気使用量の二重計量の再調査結果および深夜電力用計器とタイムスイッチ等の接続順誤りに関する調査結果について

 当社は、平成19年に経済産業省の指示を受け、深夜電力(電気温水器等)用計器の誤配線による二重計量※1の調査を行い、二重計量を確認したお客さまへの電気料金の返金および配線改修工事を実施しましたが、調査完了後に、調査対象であったお客さまにおいて二重計量が判明したことから、平成24年4月以降、再調査を実施したところ、12件の二重計量を確認しました。
 また、この再調査の過程で新たに、深夜電力用計器と電磁接触器※2付タイムスイッチ(以下、「タイムスイッチ等」)の接続順誤り※3を確認し、タイムスイッチ等の消費電力分の電気料金が加算されてお支払いいただいていたことが判明したことから、並行して調査を行った結果、18件の接続順誤りを確認したため、本日、経済産業省に調査結果および再発防止策を報告しました。

 二重計量および接続順誤りが判明したお客さまには、深くお詫び申し上げるとともに、当社にて配線改修工事を行い、過大にお支払いいただいた電気料金のご返金手続きを行っています。

表 二重計量に関する調査の概要

表 接続順誤りに関する調査の概要

 今回の両調査を実施するにあたり、二重計量の当初調査における見誤りに対する再発防止対策として、調査フローや調査結果の記録方法の整備、調査員への事前説明といった準備を確実に行うとともに、調査時に撮影した写真を机上でも再チェックする等、調査精度に万全を期しました。また、今後の施工分に対しては、平成19年に策定した再発防止対策をあらためて徹底してまいります。

 当社としましては、本件を重く受け止め、今後同様の事象が発生しないよう、再発防止策を徹底してまいります。

以 上

※1   深夜電力用計器の配線を誤り、電気温水器等の使用量を電灯用計器と深夜電力用計器の両方で計量し、電気料金を過大に請求していたもの。
※2   ご契約容量が大きい場合、タイムスイッチ(毎日一定の時間のみ通電するよう、電気を自動で入切する装置)のみでは直接電気を入切できないため、大電流の電気の入切を行う開閉装置。
※3   電磁接触器を誤って負荷側に取り付けることで、当社側設備であるタイムスイッチ等の消費電力を計量し、電気料金を過大に請求していたもの。
※4   平成19年の調査対象件数から、机上にて過去12ヶ月間の電気の使用量および当社との契約状況を確認し、現地再調査が必要なお客さまを再調査の対象としている。
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