プレスリリース

2013年6月11日
関西電力株式会社

舞鶴発電所1号機のボイラ配管からの漏水に関する点検結果について

 舞鶴発電所1号機(定格出力:90万kW)は、通常運転中の6月1日にボイラ配管の温度の上昇を示す警報が発信したため、現場等を確認した結果、ボイラへ補給する水の量の増加およびボイラ内からの異音を確認しました。
 これらの状況から、ボイラ配管からの漏水の疑いが強いと判断し、同日午前11時46分に運転を停止しました。

6月1日お知らせ済み]

 その後、ボイラの冷却を行い、詳細な点検を行った結果、ボイラ内の配管1本に損傷(1箇所)を確認し、その近傍の配管3本が変形(1箇所ずつ計3箇所)していることを確認しました。
 原因については、配管表面の温度が局部的に高かったため、配管がクリープ損傷し、そこから噴出した蒸気の勢いで当該配管が変形したことにより、近傍の配管に変形を生じさせたものと推定しています。

※クリープ損傷… 金属に高温下で一定の応力を加えると、時間とともに金属が変形し、微小な空孔が発生して、き裂に至る事象

 なお、当該配管および近傍の配管(計4本)については取替えを行うとともに、類似箇所の点検を実施したところ、他の箇所において、軽微な変形が認められた配管等(18本)の取替えを併せて行い、設備の健全性が確認できたことから、10日午前2時28分に起動操作を開始し、本日4時12分に通常運転を開始しました。

以 上

<舞鶴発電所の概要>
  1号機 2号機
運転開始 平成16年8月 平成22年8月
定格出力 90万kW 90万kW
所在地:京都府舞鶴市字千歳560番地5
燃  料:石炭
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