プレスリリース

2012年6月20日
関西電力株式会社

大飯発電所3号機 発電機「固定子冷却水タンク水位低」警報発信について(お知らせ)

 大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、再稼動に向けた2次系クリーンアップ中の平成24年6月19日21時51分に、タービン建屋内の制御盤に発電機「固定子冷却水タンク水位低」(警報設定値:標準水位から−100mm)の警報が発信し、その後、21時55分に同警報をリセットしました。
 直ちに発電機固定子冷却水タンクを確認したところ、水位は標準水位から約−30〜−50mmであり、警報が発信するレベルではありませんでした。
 また、タンクおよびタンクとつながっている機器、配管さらに発電機内のドレンを確認した結果、A−固定子冷却水ポンプフラッシング水注入部に今回の水位低下に影響しないにじみ(0.02cc/秒程度)が確認されたものの、その他の部位では漏えいは確認できませんでした。
 以上のことから、今回の警報発信については、タンクの水位が標準範囲内ではあったものの、若干水位が低く、その状態において、水位変動により発生した渦の影響で水面警報器付近の水位が実際より低くなったものと推定されます。
 今後、タンク水位が標準水位から+50mmとなるように水を補給する作業を行います。
 なお、本系統は、現在行っている2次系クリーンアップ作業の系統とは関連がなく、同作業への影響はありません。
 また、本事象による環境への放射能の影響はありません。

以 上

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