プレスリリース

2012年5月19日
関西電力株式会社

今夏の需給見通しと節電のお願いについて

 当社はこれまで、この夏の供給力の確保に最大限の努力を尽くしてきましたが、大飯発電所3、4号機をはじめ、原子力プラントの再稼動の見通しが依然として立っておらず、この夏は8月の需給ギャップがマイナス14.9%と大変厳しく、広域的な停電を回避できない可能性もあることから、国や自治体の皆さまとも検討を進めてきました結果、本日、お客さまに節電のお願いをさせていただくこととなりました。

 具体的には、全てのお客さまに対して、お盆を除く7月2日から9月7日までの平日9時から20時の間、一昨年の夏と比較して15%以上の節電へのご協力をお願い申し上げます。

 お客さまには、再三にわたり、大変なご不便とご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございませんが、この夏の節電にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。また、中部電力、北陸電力、中国電力の管内のお客さまにも、関西の需給安定に向けて、節電にご協力を賜ることとなり、誠に申し訳ございませんが、この夏の節電に格別のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 この夏については、15%以上の節電をお願いしていますが、これは比較の対象が一昨年の夏ですので、昨年、ご協力を賜りました節電の取組みやその結果を参考にしていただき、この夏の節電にご協力を賜りたいと考えています。ご家庭のお客さまをはじめ、全てのお客さまに、特に気温が高くなる13時から16時の間、重点的な節電をお願い申し上げますとともに、でんき予報等をご活用いただき、時期や時間帯ごとの需給ギャップの状況に応じて、ご事情の許す範囲で可能な限りの節電にご協力をお願い申し上げます。

 今後、国や自治体の皆さまと一体となり、節電をお願いするとともに、節電にご協力いただくための具体的な方法についてご説明を行なっていきます。具体的には、法人のお客さまには個別のご訪問やダイレクトメールの送付、また、ご家庭のお客さまにはチラシの配付に加え、テレビCMや新聞広告、ホームページなどを通じて、繰り返しご説明するとともに、通話料無料の専用ダイヤルを開設し、お問い合わせにも対応していきます。

 気温の状況等によっては、さらに需給が逼迫することも考えられるため、当社からは「でんき予報」や一斉メールでお客さまにきめ細かく情報をご提供するとともに、自治体の皆さまには、防災メールやケーブルテレビ等を通じて、住民の皆さまに呼びかけていただくことで、より一層の節電へのご協力をお願いさせていただきます。

 当社としましては、今後も引き続き、定期検査中の原子力発電所の再稼動に全力で取り組むとともに、火力発電所や水力発電所の可能な限りの活用や、前日・当日段階での他社からの応援融通の調達など、追加供給力の確保に最大限努め、当社グループの総力を挙げて、電力の需給安定に向けた取組みに全力を尽くしてまいります。

以 上

通話料無料の節電お問い合わせ専用ダイヤルを本日より開設いたしました。
0120−911−777(通話料無料)
●受付時間:平日(月〜金)9:00〜20:00、土日祝 9:00〜17:30
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