プレスリリース

2012年4月6日
関西電力株式会社

原子力発電所の運転実績等について(平成23年度)

1.運転実績の総括[表−1

 平成23年度の当社原子力発電所(11基,976.8万kW)の運転実績は、22年度実績と比べ、時間稼働率、発電電力量および設備利用率が大幅に下回りました。

表 運転実績の総括

  • ※1 時間稼働率:1年間の暦日時間数(365日×24時間)に対し、実際に発電した時間数の割合。
  • ※2 設備利用率:定格電気出力で1年間運転した場合の発電電力量に対し、実際に発電した電力量の割合。定格熱出力一定運転による発電電力量増加分(11プラントで約1.2%増加)を含む値。
2.運転状況
(1)定期検査[表−2

 全てのプラントで定期検査を実施しており、福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策工事等を実施中です。

(2)運転期間[表−2

 平成23年度に定期検査を開始したプラントは7基あり、前回定期検査終了(本格運転再開日起算)から定期検査開始までの運転期間※3は、平均で約395日間[22年度実績: 375日間]でした。最も運転期間が長かったのは、高浜2号機及び高浜3号機の396日間[22年度実績:美浜2号機の394日間]でした。

  • ※3 運転期間中のトラブル等で停止した期間を含む。
(3)異常事象等[表−4、5、6

 法律に基づき国へ報告した事象は2件[22年度実績: 0件]、安全協定に基づき報告した異常事象は3件[22年度実績: 10件]、保全品質情報3件[22年度実績: 3件]、合計8件あり、いずれの事象においても周辺環境への放射能の影響はありませんでした。
 異常事象等8件の内訳として、原子炉手動停止が2件、運転上の制限の逸脱が2件、労働災害が1件、火災などその他事象が3件ありました。

3.輸送実績[表−78、9

 新燃料、使用済燃料、低レベル放射性廃棄物の輸送実績は、表−78、9に示すとおりでした。

以 上

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