プレスリリース

2011年11月1日
関西電力株式会社

今冬の需給見通しと節電のお願いについて

 当社はこれまで、供給力の確保に最大限の努力を尽くしてきましたが、現在定期検査中の原子力発電所が再稼動できない状況が続き、加えて現在稼動中の原子力発電所が予定通り定期検査に入ると、今冬の需給状況は大変厳しくなることが見込まれるため、今夏に引き続き、今冬においても、お客さまに節電のお願いをせざるを得ない状況となりました。

 当社は、節電のお願いの内容について、国や関西広域連合はじめ自治体の皆さまとも協議を進めてきた結果、年末年始(12月29日〜1月4日)を除いた12月19日から3月23日までの平日9時から21時の間、10%以上の節電のご協力をお願いさせていただきます。節電にあたっては、お客さまのご事情の許す範囲で、具体的には、ご家庭では健康に影響のない範囲で、法人のお客さまでは病院や鉄道などライフライン機能等の維持に支障が生じない範囲や生産活動への実質的な影響が生じない範囲で、節電にご協力をお願いします。また、冬の電力需要は、朝から夜にかけて長くなだらかなピークとなるため、9時から21時と長時間にわたり節電をお願いしていますが、ご家庭のお客さまには、ご使用が増える夕方以降の18時から21時において、特に節電のご協力をお願いいたします。

 お客さまには、ご不便とご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。節電にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 今後、国や関西広域連合はじめ自治体の皆さまと一体となり、節電をお願いするとともに、節電にご協力いただけるための具体的な方法についてもご説明を行なっていきます。具体的には、全てのご家庭のお客さまにチラシをお届けすることなどに加え、テレビCMや新聞広告、ホームページなどを通じて、ご理解を賜るよう、繰り返しご説明するとともに、本日より、通話料無料の専用ダイヤルを開設し、お問い合わせにも対応していきます。

 節電期間中においては、前日段階・当日段階での他社からの応援融通など、追加供給力の確保に最大限努めていきますが、気温の状況等によっては、さらに需給が逼迫することも考えられるため、「でんき予報」や一斉メールを通じて、お客さまにきめ細かく情報をご提供し、より一層の節電へのご協力をお願いさせていただくことも考えています。

 当社としましては、今後も引き続き、広域的な停電に至るような事態とならないよう、定期検査中の原子力発電所の再稼動に全力で取り組むとともに、火力発電所や水力発電所の可能な限りの活用や、他社からの応援融通の調達など、供給力の確保に向けて最大限の努力を尽くしてまいります。

以 上

通話料無料の節電お問い合わせ専用ダイヤルを本日より開設いたしました。
0120−911−777(通話料無料)
●受付期間:本日から節電期間終了まで
●受付時間:平日(月〜金)9:00〜20:00、土日祝(12/29-1/4含む)9:00〜17:30
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