プレスリリース

2008年3月31日
関西電力株式会社

「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う当社原子力発電所の耐震安全性評価結果中間報告について

 当社は、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂(以下「新耐震指針」)※1に伴い、耐震安全性評価実施計画書※2を策定し、原子力発電所の耐震安全性評価を行っていますが、本日、その中間報告書を経済産業省および福井県、立地町等に提出しました。

  ※1: 平成18年9月19日付改訂。
  ※2: 平成18年10月18日策定、平成19年8月20日見直し。

【中間報告のポイント】
新耐震指針に照らして、当社原子力発電所周辺の地質調査を実施しました。
地質調査の結果に基づき、当社原子力発電所に影響のある活断層を評価し基準地震動Ss※3を策定しました。 
策定した基準地震動Ss(美浜、大飯発電所は最大加速度600ガル、高浜発電所は最大加速度550ガル)により、原子炉建屋や安全上重要な機能を有する耐震Sクラスの主要な施設※4の耐震解析を実施し、耐震安全性が確保されていることを確認しました。
  ※3: 新耐震指針で要求されている原子力発電所の耐震設計に用いる地震動
  ※4: 美浜発電所1号機、高浜発電所1号機、大飯発電所1号機の原子炉容器、蒸気発生器、炉内構造物、一次冷却材管、余熱除去ポンプ、余熱除去配管、原子炉格納容器、原子炉建屋、原子炉補助建屋、制御棒(挿入性)


 これらの評価結果については、今後、原子力安全・保安院により確認されることとなっています。
 なお、最終報告書については、平成21年9月までに提出する予定です。

以  上

プレスリリース