プレスリリース
 1998
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1998年5月11日
新鳩谷水力発電所の建設申し入れ及び新鳩谷水力発電所に関する環境影響調査書ならびに環境影響評価準備書の提出について
  
  
 当社は、新鳩谷水力発電所について、本日、白川村及び庄川漁業協同組合に対し、建設申し入れを行いました。また、「新鳩谷発電所環境影響調査書(注1)」を資源エネルギー庁に、「新鳩谷水力発電所新設工事環境影響評価準備書(注2)」を岐阜県ならびに白川村に提出いたしました。
なお、縦覧については、以下のとおり予定しております。
なお、縦覧については、以下のとおり予定しております。
- 新鳩谷水力発電所について
 本計画は、庄川水系上流部の御母衣発電所から放流される水を有効活用するために新設するもので、既設鳩谷ダム左岸から最大190m3/sを取水し、ダム左岸直下に新設する発電所にて、最大出力約127,000kWの発電を行うものであります。これは、当社の庄川水系の発電所では最大規模です。これにより、純国産エネルギ-である水力の有効活用と合わせて、地球環境保全の観点からCO2発生削減に寄与できるものであります。
 また、この発電所は、電力需要のピーク対応を念頭に計画しており、夏期における昼間の急激な電力需要の増大に対応することが可能となるもので、一般水力発電所では、非常に貴重な10万kw台の規模であります。更に、この発電所は、環境に配慮して計画しております。 (1)自然環境に対する配慮  周辺環境に配慮するものとして、放水路トンネルをはじめとし、ほとんどの構造物を地下に設置します。  樹木の伐採面積が極力少なくなるよう、土捨場等の位置を選定しております。 (2)社会環境に対する配慮  放水路トンネルの掘削は、騒音や振動を抑制するために機械掘りで行うことにしています。  放水路トンネル等の掘削により発生する土砂の運搬は、集落内を通行しないよう、土捨場の位置を選定しています。  改変する場所は、集落から離れたところを選定しています。 なお、今後の予定については、平成11年夏に電源開発調整審議会に上程し、平成12年8月に発電所工事に着工し、平成16年2月に運転開始を予定しています。 
- 新鳩谷水力発電所の計画概要 
    発電所位置 岐阜県大野郡白川村大字大牧 発電所名 新鳩谷発電所 取水河川名 庄川水系 庄川 流域面積 580.00km2 ダ ム 既設鳩谷ダムを共有 / 1号機 2号機 有効落差 76.78m 49.85m 使用水量 188m3/s 2m3/s 発 電 力 126,000kW 800kW 127,000kW 
- 縦覧について 
    (1)場 所 岐阜県庁(10階 環境管理課内) 
 白川村役場( 1階)
 鳩谷コミュニティーセンター(鳩谷公民館)
 ※ 但し、岐阜県庁における縦覧は、「新鳩谷水力発電所新設工事環境影響評価準備書」のみとなります。(2)期 間 平成10年5月13日(水)~平成10年6月12日(金)まで 
 ※ 但し、岐阜県庁及び白川村役場では土曜日・日曜日・祝祭日を除きます。(3)時 間 8時30分から17時15分まで 
- 意見書の提出
 「新鳩谷発電所環境影響調査書」及び「新鳩谷水力発電所新設工事環境影響評価準備書」について、環境保全の見地からのご意見をお持ちの方は、縦覧場所に備え付けてあるご意見箱への投函、又は郵送にてご意見を書面でお寄せいただけます。
 
 郵送先 関西電力(株)北陸支社 土木建築課
 ( 939-8513 富山県富山市東田地方町1丁目2番13号) 939-8513 富山県富山市東田地方町1丁目2番13号)
 期 限 平成10年6月26日(金)まで(消印有効)以 上 注1) 「新鳩谷発電所環境影響調査書」 
 資源エネルギー庁通達(54資庁第8775号)「発電所の立地に関する環境影響調査及び環境審査の実施方針」に基づき作成注2) 「新鳩谷水力発電所新設工事環境影響評価準備書」 
 岐阜県条例第10号「岐阜県環境影響評価条例」に基づき作成
