原子力時代の
幕開けとして

美浜発電所は当社初の原子力発電所、日本初の加圧水型軽水炉(PWR)として、昭和45年の大阪万博博覧会に「原子の灯」をともし、原子力の時代を切り拓きました。そして、それ以降、40年以上にわたり電気を供給し続け、多くの技術者を育て、私たちに多くの経験をもたらしてくれた、当社にとって象徴的な発電所です。

大阪万博博覧会の会場に原子の灯をともした

次世代の
パイオニアを目指して

美浜発電所の3基あるプラントのうち、1、2号機は平成27年4月をもってその役割を終え、国内のPWRで初めて、廃止措置という新たなステージに一歩を踏み出しました。1号機が営業運転を開始して以来、44年間、立地地域をはじめ、多くのみなさまにご理解とご支援を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。平成29年8月には、一次系統除染を実施し大きな成果を得ており、今後も廃止措置という次世代のパイオニアを目指し、安全・着実な完遂に向け、一歩一歩取り組みを進めてまいります。
また、美浜発電所3号機は、平成28年11月に原子力規制委員会から、40年超の運転期間延長の認可をいただきました。再び、美浜の地から「原子の灯」をお届けするため、地元協力会社の声にしっかり向き合い安全を大前提に設備更新等の工事を確実に進めてまいります。

廃止措置(除染)の様子

安全DNAを「協創」し、
つなげていく

私たちは、平成16年8月9日に美浜発電所3号機において、5名もの方が尊いお命を亡くされ、6名の方が重傷を負われるという、大変な事故を発生させてしまいました。この事故の反省と教訓を心に刻み、二度とあのような事故を起こさない――
これは、社長宣言である「安全を守る。それは私の使命、我が社の使命」という言葉で、発電所で働く者全てに共有されています。安全性向上には終わりはなく、全ての関係者が基本動作の徹底から、リスクに対する想像力の向上等に至るまで、一つひとつの積み重ねにより、安全文化として根付かせていくことが、発電所長である私の役割だと考えております。原子の灯をともし、次世代のパイオニアを目指すなかで「世代が代わっても安全に対する想いは変わらない」――そのために、私自身が先頭に立って、美浜発電所の安全DNAを創り上げていきたいと思います。

安全の誓いの日(8/9)に、石碑の前で黙祷する様子
美浜発電所