コラム|体も気持ちもリフレッシュ おうち時間の過ごし方【田中理恵】
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2021.9.22

コラム|体も気持ちもリフレッシュ おうち時間の過ごし方【田中理恵】

女子体操選手として細身の体と長い手足を生かした美しい体操を武器に、2012年ロンドンオリンピックに出場、現在はメディアでも活躍する田中理恵さんに地元和歌山のリフレッシュスポットやおうち時間に気軽に始められる簡単エクササイズを聞きました。

和歌山での高校時代は家と体育館の往復だったとお聞きしていますが、地元でのリフレッシュスポットは?

あまり家族で旅行など行ったことがないんですが、そんななか、母がたまに連れて行ってくれた「みさと天文台」は大好きなリフレッシュスポット。山の上にあり、途中、蛍が飛び交う場所を通り、山頂に着くと空気もきれいでとても落ち着ける。体操のことも何も考えず星空を見上げてぼーっとでき、気分が切り替わります。

コロナ禍の今、おうちでできるリフレッシュ法を教えてください。

ベランダで縄跳びをしたり、雑巾がけをして汗をかいてみたり、娘が寝たあとに半身浴をしたりと工夫しています。汗をかくことでむくみが解消でき、メンタル面のリフレッシュにも効果大です。
ステイホーム中は運動量が落ちるので、足腰を鍛えるスクワットも効果的。腰に手を置いて肩幅より少し広めに足を広げ、膝の屈伸を繰り返します。膝を曲げたときに、頭が膝より前に出ないよう意識するとお尻の筋肉が鍛えられ、ヒップアップも期待できます。
デスクワークに疲れたら、肩に手を置いて肘で円を描くように回し、肩甲骨を動かしたり、朝起きた時、横になったまま、股関節や腰回りを伸ばしたり、簡単なストレッチを取り入れるだけでも、すっきり気持ちよく過ごせますよ。

運動を続けたいと思ってもなかなか続きません。継続するコツは?

運動でもストレッチでも、体を動かしたい! 伸ばしたい! と思ったときに体を動かすのがおすすめ。いきなり長時間、負荷の高い運動を始めると挫折してしまうことが多いので、初めは5分でも3分でも体を動かすことを習慣にしていきましょう。歯磨きをしながらつま先立ちをするなど、普段の生活に取り入れやすいものから試してみては。
運動やストレッチは、すぐに効果が出るものではないですが、継続することで体の変化を感じられます。こんな自分になりたい! と具体的にイメージし、楽しみながら続けてみてください。

田中理恵さんおすすめ
体が硬い人こそ続けてほしい 股関節ストレッチ

四股のポーズ

1.足を広げ、おしりを下に落とす
2.息を吐きながらゆっくり上半身を左右にひねる

伸脚

しゃがんで片方の足を伸ばし、ゆっくりと太ももの内側を伸ばす

どちらも息を止めないよう、ゆっくりと呼吸をしながら行いましょう。無理をするとケガにつながることもあるので、痛気持ちいいくらいの強度でゆっくり20~30秒かけて伸ばしましょう。

田中理恵
田中理恵 元体操女子日本代表
1987年和歌山県生まれ。美しい体操を武器に2010年世界選手権で日本女子初のロンジン・エレガンス賞受賞。12年全日本選手権、NHK杯で初優勝し、ロンドンオリンピックに出場。13年現役引退。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事。スポーツイベントやテレビ番組への出演など、多方面で活動。
https://ameblo.jp/tanaka--rie/
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