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2018年9月12日
関西電力株式会社

高浜発電所協力会社作業員の計画線量超過について

 高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、第23回定期検査中の9月10日、原子炉格納容器内で、1次系大型弁定期点検工事に従事していた協力会社作業員が管理区域から退出しようとした際、警報付きデジタル線量計(以下、「ADD」という。)が、当日の計画線量を超過していました。(計画値0.9mSvに対し1.81mSv)
 なお、当該作業員の年度線量は、現時点で4.11mSvであり、法令で定める年度線量限度(年間50mSv)を超過しておらず、内部被ばくや皮膚の汚染もありません。
 本件は、法令に基づき国に報告する事象や福井県との安全協定の異常時報告事象には該当しません。

 当日の作業状況を調査したところ、当該作業員は、作業場所が高汚染区域であることから、エアラインマスク等を着用して作業を行っていました。同マスクの着用時には、ADD警報音が聞き取りづらくなるため、イヤホンを使用することになっていましたが、当該作業員は、ADDの警報線量に達するほどの作業ではないと考え、イヤホンを使用していませんでした。また、協力会社の放射線管理専任者が、前々日までの作業内容や被ばくの実績値を基に、当日の作業時間を設定していましたが、当該作業員は、前々日に比べて弁の近くで長く作業をしていたことが分かりました。

 原因は、当該作業員がイヤホンを使用しておらず、ADDの警報音を確認できなかったこと、また放射線管理専任者が、当該作業員の作業内容を十分考慮せずに作業時間を設定したためと推定しました。

 対策として、エアラインマスク等の着用の際には、イヤホンを使用することを周知徹底するとともに、作業前に着用していることを放射線管理専任者が確認します。また、放射線被ばくに関する時間管理を要する作業については、作業開始前までに作業時間の妥当性について放射線管理専任者が確認するとともに、その内容を当社社員が確認します。
 本件について、各協力会社に周知徹底しました。

※作業に従事する作業者の放射線安全を確保する役割を担っており、作業計画の検討段階から作業中において、被ばく低減対策・汚染拡大防止措置等の放射線作業管理を行う

以 上