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2017年8月1日
関西電力株式会社

出し平ダムにおけるドラム缶等の資機材および油の回収作業の終了について

 当社は、7月4日、出し平ダム(富山県黒部市)において、ドラム缶および油が浮遊していることを確認しました。
 出し平ダム上流3km地点にあたる、黒部川第二発電所付近・猫又地区の当社の護岸等の改良工事用資機材置き場を遠隔監視カメラで確認したところ、隣接する黒部川との護岸が一部決壊しており、資機材置き場に置いていたタンクローリー、定置式コンクリートポンプ、ドラム缶、大型土のう等の資機材が、確認できない状況となっております。
 7月1日からの降雨による黒部川での洪水が原因となり、資機材が流出した可能性が考えられますが、出し平ダムに浮遊していた漏油状況を含め、確認作業を進めているところであり、今後、原因および影響の範囲について、究明してまいります。
 地域の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに、ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

平成29年7月4日 お知らせ済み]

 その後、7月6日から実施していた資機材および油の浮遊物回収作業を終了いたしましたのでお知らせいたします。

 今回流出した油および資機材については猫又地区および出し平ダムで発見できたものすべてを回収し、この結果については、このたび、関係行政機関等にもご報告させていただきました。引き続き、油および資機材が確認できた都度、速やかに回収に努めてまいります。

 なお、7月7日および8日には、黒部川河口と河川の計8箇所で水中に含まれる油分を測定する検査を行い、すべての箇所で油分が検出されませんでした。また、出し平ダム下流から黒部川河口において、これまで現地を確認しておりますが、油膜・油臭は認められておりません。

 本事象は、河川増水により護岸の一部が決壊し、資機材置き場の護岸付近に置いていた資機材が流出したものであったことを踏まえ、河川と資機材の保管場所の間にさらなる離隔を設けるなど、再発防止に努めてまいります。

以 上

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