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2017年1月30日
株式会社大川原製作所
神奈川県秦野市
関西電力株式会社

国土交通省の「平成28年度下水道革新的技術実証事業
(B-DASHプロジェクト)」に係る技術実証研究施設の稼動について

 株式会社大川原製作所、神奈川県秦野市、関西電力株式会社の3者からなる共同研究体(以下、本共同研究体)は、国土交通省の「平成28年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」において「自己熱再生型ヒートポンプ式高効率下水汚泥乾燥技術」の実証を開始しました。

平成28年7月15日お知らせ済み]

 その後、秦野市浄水管理センターにて実証研究施設の設置工事を進めてきましたが、この度施設が完成し、平成29年2月6日より稼動を開始することとなりましたので、お知らせします。

 本実証では、汚泥乾燥の廃熱を回収利用しエネルギー効率155%の革新的な乾燥技術を検証することを目的としています。本施設の稼働により、自己熱再生型汚泥乾燥の省エネ・コスト削減効果が実証され、技術の普及が進むと予想でき、中小規模施設において汚泥処理コスト削減と汚泥の有効利用促進による経営改善が進むと期待されます。

【本実証事業の概要】
1.背景
中小規模下水処理場では汚泥処理処分費が重い負担となっています。国土交通省では、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)において、これらの課題を解決するため、平成28年度より、国土技術政策総合研究所からの委託により、中小規模処理場を対象とした下水汚泥の有効利用技術として「自己熱再生型ヒートポンプ式高効率下水汚泥乾燥技術」を実施しています。
※B-DASHプロジェクト:
Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Proiect
国土技術政策総合研究所の委託研究として、民間企業、地方公共団体、大学等が連携して行う実規模レベルの実証研究
2.実証研究の概要
研究委託者
国土技術政策総合研究所
研究
(株)大川原製作所・秦野市・関西電力(株) 共同研究体
秦野市浄水管理センター
乾燥機排ガス(自己廃熱)を吸熱源とするヒートポンプ式間接加温汚泥乾燥システムによるエネルギー効率向上、ランニングコスト削減、および操業安定性などを実証します。

 本共同研究体は引き続き、温室効果ガスの削減や下水処理場の運営費の低減、循環型社会の実現に向け、それぞれの特性を活かしながら、一体となって取り組んでまいります。

以 上

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