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2016年8月15日
関西電力株式会社
朝日航洋株式会社

川原樋川線の鉄塔建替工事にかかるヘリコプターからの運搬物の落下に関する原因と対策について

 平成28年8月5日、10時23分頃、関西電力株式会社の川原樋川(かわらびがわ)線の鉄塔建替工事中、協力会社である朝日航洋株式会社がヘリコプターによる運搬作業を行っていたところ、工事に伴い使用する鉄板1枚(約800kg)が落下しました。

重量を分散するために、鉄塔組立用クレーンの下に敷いて使用するもの

 落下場所は、奈良県吉野郡(よしのぐん)十津川村(とつかわむら)大字(おおあざ)長殿(ながとの)付近の山中であり、当該鉄板が落下した現場を確認したところ、けが人や設備の損壊等がないことを確認しました。
 地元の方々をはじめ、多くの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

[平成28年8月5日お知らせ済み]

 その後、以下のとおり調査を行い、推定原因と再発防止対策を取りまとめましたので、お知らせします。

1.調査結果
(1)当日の作業概要
 鉄塔建替工事では、朝日航洋がヘリコプターを用いて、工事現場とヘリコプター基地間で、鉄板を運搬していました。鉄板を2本のワイヤによりあだ巻きし、玉掛けワイヤを介して、上空で静止したヘリコプターから降ろした吊フックに掛け、水平に吊下げた状態で運搬していました。
荷にワイヤを1回巻きつけてから、荷吊りする手法で、荷の自重によりワイヤが締まる固縛方法
(2)離陸時の荷吊状態
 ヘリコプター搭乗員および地上作業員への聞き取りを行ったところ、地上作業員の吊フックへの荷掛け作業は定められた手順通りに実施されていたこと、ヘリコプター上昇時には、吊フック、玉掛けワイヤ、あだ巻きしたワイヤが確実に取り付けられており、鉄板が水平の状態で安定していたことを目視により確認しました。
(3)鉄板落下時の状況
 ヘリコプター搭乗員への聞き取りを行ったところ、ヘリポートから約1.9km飛行した地点で、風や落下等による機体への衝撃を感じるとともに、水平の状態で安定していたはずの鉄板が動き出し、あだ巻きしたワイヤが急速にずれていき、鉄板が落下していくところを目視により確認しました。
(4)着陸後の荷吊状態
 鉄板の落下後に、基地に戻ったヘリコプターを確認した結果、吊フック、玉掛けワイヤ、あだ巻きしていた2本のワイヤが運搬開始前と同様に連結されていたことを目視により確認しました。
2.推定原因
 以上の調査結果から、今回の落下原因は、運搬中に風の影響を受け、鉄板のバランスが崩れ、あだ巻きしたワイヤに対して吊り荷の自重が掛からなくなったことでワイヤがずれ、落下したものと推定しました。
3.対策
  • ・鉄板の四方に穴開け加工を施し、ワイヤを通すなど「ワイヤをあだ巻きしない荷吊方法」や、「あだ巻きしたワイヤの位置がずれない荷吊方法」を採用し、吊り荷のバランスが崩れないようにする。
  • ・上記対策をマニュアルに反映する。

 関西電力および朝日航洋は、今後、同様の事象を起こさないよう、他の協力会社とも協力して、策定した対策を確実に実施し、再発防止に努めてまいります。

以上

<添付資料>