プレスリリース

2015年9月12日
関西電力株式会社

海南発電所2号機の起動系統弁の動作不良に関する点検結果について

 海南発電所2号機(定格出力:45万kW)は、運転停止中の平成27年9月7日午後4時50分頃、起動系統弁※1の開閉表示が通常と異なることを確認し、当社作業員が現地を確認したところ、起動系統弁の動作不良を確認しました。

 その後、当該弁の動作確認を行いましたが、不具合箇所を特定できなかったため、9月8日午前11時30分に弁本体の分解点検が必要であり、ユニットが起動できない状態と判断しました。

※1起動系統弁…ユニット起動時に起動系統の圧力を調節する弁。

9月8日 お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、本来一体となっている起動系統弁の弁体※2と弁棒※3の接続部が外れていることを確認しました。

 原因については、ユニットの起動に伴う弁の開閉を長期間に渡って繰り返したことで、弁体と弁棒の接続部が劣化し、損傷に至ったものと推定しています。

 損傷した弁体と弁棒を取り替え、動作の確認を行った結果、健全性が確認できたため、昨日午後9時30分にユニットが起動できる状態となりました。

※2弁体…水をしゃ断する部分。
※3弁棒…弁体を作動させるために、弁体と駆動部をつないでいる軸。

<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地96
燃料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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