プレスリリース
2014
2014年4月8日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
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- ○定期検査中のプラントについては、定期検査開始~本格運転再開予定時期を記載。
- ※平成25年7月8日の新規制基準施行に伴い、同日、原子力規制委員会に原子炉設置変更許可申請書等を提出。
- 2.トラブル等情報について
- (1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)
- なし
- (2)安全協定の異常時報告事象
- なし
- (3)保全品質情報等
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発電所名 高浜発電所3号機 発生日 平成26年3月5日 件名 原子炉補助建屋における作業用の小型変圧器からの発火に関する原因と対策について(添付図1) 事象概要
および
対 策 等- 1.事象の概要
- 定期検査中の高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)で、平成26年3月5日15時44分頃、原子炉補助建屋内(非管理区域)において、協力会社作業員が作業用に使用していた小型変圧器から発火していることを発見し、直ちに、消火器を用いて消火を行いました。
なお、本件において負傷者は発生しておらず、環境への放射能の影響はありません。また、延焼もなく、周辺設備に影響はありませんでした。
- 2.調査結果
- 事象発生時の変圧器使用状況を調査したところ、当該変圧器の定格負荷容量(電流値:20A、連続使用の場合:15A)を超える状態(約22.3A)で仮設照明を使用していたことを確認しました。
また、当該変圧器の負荷については、作業員は事前に当該変圧器の定格負荷容量や仮設照明の負荷容量を確認せず使用していました。 - 3.推定原因
- 事前に当該変圧器の定格負荷容量を確認せずに、変圧器の定格負荷容量を超えて仮設照明を使用したことにより、当該変圧器内部の配線温度が上昇し、発火に至ったものと推定しました。
- 4.対策
- 作業用に変圧器を使用する際は、変圧器の定格負荷容量を超えた使用とならないことを事前に確認するよう協力会社各社に周知徹底しました。
以 上