プレスリリース

2013年7月8日
関西電力株式会社

大飯発電所3、4号機および高浜発電所3、4号機の原子炉設置変更許可等の申請について

 当社は本日、新規制基準が施行されたことに合わせて、原子力規制委員会に対して、大飯発電所3、4号機および高浜発電所3、4号機の原子炉設置変更許可および工事計画認可、保安規定変更認可の申請を行いました。

 当社は、福島第一原子力発電所の事故後、事故を踏まえた緊急対策を直ちに実施し、全ての原子力発電所の安全性向上対策の多重性・多様性を拡充してきました。さらに、地震・津波に限らず、他の自然事象を含む外部事象についても考慮するとともに、炉心損傷防止対策のほか、大規模な放射能放出の防止対策等について、強化してきました。

 また、運転中の大飯発電所3、4号機については、原子力規制委員会から、新規制基準への適合状況を確認するよう要請を受けたことから、確認結果を取りまとめて報告し、7月3日に「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」との評価をいただきました。

 このような状況を踏まえて、大飯発電所3、4号機、ならびに、同様に申請の準備を進めてきた高浜発電所3、4号機について、新規制基準に適合していることを確認いただくため、本日、申請を行いました。

 あわせて、すでに基礎工事を開始しているフィルタ付ベント設備などの特定重大事故等対処施設や、免震事務棟についても、引き続き、設置工事を進めていきます。

 当社は、規制の枠組みにとどまることなく、安全性向上対策を、自主的、かつ継続的に進めていくことが不可欠であると考えており、今後も、世界最高水準の安全性を目指し、国内外の最新の技術情報の収集、分析に努め、原子力発電所の安全性、信頼性の向上に努めてまいります。

以 上

<添付資料>

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