プレスリリース

2012年12月18日
関西電力株式会社
日本原子力発電株式会社
独立行政法人日本原子力研究開発機構

若狭湾沿岸における津波堆積物の調査結果について

<別紙:調査概要と調査結果について>

1.調査概要
若狭湾における津波の痕跡に関するデータを拡充することを目的として、
i) 三方五湖およびその周辺(久々子湖5箇所、中山湿地1箇所、菅湖1箇所)
ii) 久々子湖東方陸域(早瀬地区、久々子・松原地区、坂尻地区の各8箇所)
iii) 猪ヶ池(6箇所)
において平成23年10月から平成24年12月にかけて津波堆積物調査を実施した。
2.調査結果
i) 三方五湖およびその周辺において、津波堆積物の指標となりうる砂層は認められなかった。またイベント堆積物についても、有孔虫等の海洋生物が認められず、河川の洪水または湖底地すべりによる堆積物と考えられるため、津波により形成されたと考えられる堆積物は認められなかった。
ii) 久々子湖東方陸域において、津波堆積物の指標となりうる砂層は認められなかった。またイベント堆積物についても、有孔虫等の海洋生物が認められず、河川の洪水または湖底地すべりによる堆積物と考えられるため、津波により形成されたと考えられる堆積物は認められなかった。
iii) 猪ヶ池においては、津波により形成された可能性のある堆積物が確認されたが、三方五湖およびその周辺や久々子湖東方陸域には痕跡が残されておらず、現在の津波想定を上回るようなものではなかったことを確認した。

以 上

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