プレスリリース

2012年11月8日
関西電力株式会社

今冬の需給見通しについて

 この冬の需給見通しについては、国の需給検証委員会において検証が進められ、その結果を踏まえ、本年11月2日、「エネルギー・環境会議」および「電力需給に関する検討会合」において、この冬の全国大の需給対策が取りまとめられました。

 当社管内のこの冬の需要は、昨年度並みの厳しい寒さを想定した場合でも、この冬も引き続き、無理なく継続してご協力を賜ることが期待できる、定着した節電として148万kWを織り込むこと等により、最大電力は2,537万kWとなります。
 一方、供給力は、火力発電所の必要な定期点検等を実施しますが、現時点で2,642万kWを確保していることから、この冬の予備率は4%程度となり、電力を安定供給する上で最低限必要な予備率となる3%以上を確保できる見通しです。
 しかしながら、この冬も、気温の変動等による電力需要の急増や発電所のトラブルなど、不測の事態により、電力需給がひっ迫することも考えられるため、国から「数値目標を伴わない節電」の要請がありました。
 この国の方針を踏まえ、自治体の皆さまと三位一体で検討を進めてきた結果、本日、この冬の節電のお願いをさせていただくこととしました。

 具体的には、昨夏以降3回にわたりお願いさせていただいた数値目標とは異なりますが、需要の想定において、定着した節電(平成22年度の冬季最大電力比:5.6%、148万kW)を見込んでいることから、この水準を目安に、この冬についても、ご無理のない範囲で、引き続き、節電・省エネにご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 当社としては、今後も引き続き、供給設備を可能な限り活用しながら、安全・安定運転に万全を期すとともに、停止中の原子力プラントの再稼動に全力で取り組み、最大の使命である電力の安全・安定供給に全力を尽くしてまいる所存です。

以 上

プレスリリース