プレスリリース

2012年10月29日
関西電力株式会社

電気料金改定の検討について

 当社は本日、平成24年度第2四半期決算を発表しましたが、大飯発電所3、4号機以外の原子力プラントが再稼動の目途が立たず、火力燃料費等の負担が大幅に増加し、収支は極めて厳しい状況です。

 当社はこれまで、徹底した経営効率化と内部留保の取り崩しにより、こうしたコスト増を可能な限り吸収してきましたが、大飯発電所3、4号機に続く原子力プラントの再稼動ができない状況が今後とも継続すると、財務体質が大幅に悪化し、当社グループの最大の使命である電力の安全・安定供給に支障をきたしかねません。

 そのため、この度、苦渋の選択として、電気料金の値上げについて、具体的な検討を開始しました。

 お客さまにご負担を強いることとなる、電気料金の値上げの検討を始めることにより、お客さまにはご心配とご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

 当社は、今後も引き続き、原子力の再稼動に総力を結集するとともに、聖域を設けず、徹底した経営効率化に最大限の努力を積み重ねながら、最大の使命である電力の安全・安定供給に全力を尽くしてまいります。

 あわせて、東日本大震災以降、電気事業のあり方そのものが変革を求められる中、お客さまや社会の声を真摯に受け止め、皆さまからの新たなご期待に応えていくために、
  ・ 「火力発電の高度利用に向けた取組みの推進」
  ・ 「再生可能エネルギーの普及・拡大への貢献」
  ・ 「競争の時代を見据えたお客さまの選択肢の拡大」
といった、業務の変革や新たなサービスの開発などにも、今後順次、取り組んでまいります。

以 上

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