プレスリリース

2012年9月14日
関西電力株式会社

赤穂発電所2号機取水口のスクリーン駆動用チェーンの損傷に関する点検結果について

 赤穂発電所2号機(定格出力:60万kW)は、8月9日4時45分に起動操作を行ったところ、取水口に設置された海水中の塵芥等を除去するスクリーン4台のうち1台が動作しなかったため、出力を30万kWに抑制して運転を行うとともに、スクリーンの点検を実施しました。
 目視点検の結果、スクリーンを駆動させるためのチェーンが損傷していることが判明しました。
 今後、破損しているスクリーンが設置されている取水路を閉鎖し、出力を45万kWまで上昇させる予定です。

8月10日お知らせ済み]

 その後、スクリーンを海中から引き上げ詳細な点検を実施した結果、スクリーンを駆動させるチェーンが5箇所で損傷していることおよび、じん芥類を海中から引き上げるバスケットが22個変形、損傷していることを確認しました。

 原因については、大量のクラゲが押し寄せたことで、スクリーンの設計耐力を超える荷重がバスケットにかかり変形、損傷させるとともに、バスケットと駆動用チェーンの連結部分で駆動用チェーンが損傷したものと推定しています。

 なお、損傷したバスケットと駆動用チェーンについては、すべて取替えを行い、動作確認を行った結果、問題がなかったため、本日以降、フル出力での発電が可能となっています。

<赤穂発電所の概要>(所在地:兵庫県赤穂市加里屋字東沖手1602番地)
赤穂発電所の概要
○燃料は原油および重油

以 上

<添付資料>

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