プレスリリース

2012年5月29日
関西電力株式会社

海南発電所3号機のボイラ出口配管からの蒸気漏れにかかる点検結果および通常運転開始について

 海南発電所3号機(定格出力:60万kW)は、通常運転中の5月27日20時10分頃、巡回点検中の作業員がボイラからタービンに蒸気を送る配管付近において漏水を発見し、その後の点検で蒸気が漏れているような音が確認されたことから28日0時12分に運転を停止しました。
 運転停止後、ボイラの冷却を行い、配管の保温材を剥がして点検を行った結果、ボイラの出口付近にある圧力を測定する計器用配管の付け根付近から蒸気が漏れていることが判明しました。

[5月28日お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、配管の付け根部分に損傷を発見しました。
 原因については、当該配管を支えていたサポートが高温下での長年の使用により、取り付け部が徐々に変形してサポート機能を失ったことから、配管および弁の荷重が付け根にかかり損傷に至ったものと推定しています。

 なお、当該配管については、新しい配管に取替えるとともに、配管を支えるサポートも上部から吊り下げる方式に変更しました。また、同種箇所のサポートについても点検を実施し、設備の健全性が確認できたことから、本日3時30分に起動を開始し、11時25分通常運転を開始しました。

以 上

プレスリリース