プレスリリース

2012年3月29日
関西電力株式会社

高浜発電所3号機の定期検査状況について
(蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果)

 高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、平成24年2月20日から第21回定期検査を実施していますが、3台ある蒸気発生器(SG)の伝熱管全数※1について渦流探傷検査(ECT)※2を実施した結果、C−SGの伝熱管1本の高温側管板※3部で、有意な信号指示が認められました。なお、A,B−SGの伝熱管については、有意な信号指示は認められませんでした。
 今後、有意な信号指示が認められた原因について調査します。
 なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。

以 上

※1 既施栓管を除きA−SGで3,274本、B−SGで3,248本、C−SGで3,264本、合計9,786本。
※2 高周波電流を流したコイルを、伝熱管に接近させることで対象物に渦電流を発生させ、対象物の欠陥により生じた渦電流の変化を電気信号として取り出すことで欠陥を検出する検査。
※3 蒸気発生器内の伝熱管が取り付けられている部品。伝熱管と管板で、1次冷却材と給水(2次冷却水)の圧力障壁となる。
(経済産業省によるINESの暫定評価)
基準1基準2基準3評価レベル
0−0−
INES:国際原子力事象評価尺度

<添付資料>

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