プレスリリース
2012
2012年3月5日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
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- ○定期検査中のプラントについては、定期検査開始〜本格運転再開予定時期を記載。
- ※1 福島第一原子力発電所事故に対する安全対策の実施状況を踏まえ、計画していく。
- 2.トラブル等情報について
- (1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)
- なし
- (2)安全協定の異常時報告事象
- なし
- (3)保全品質情報等
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発電所名 高浜発電所3号機 発 生 日 平成24年 2月 7日 件 名 タービン動補助給水ポンプの一時的な運転上の制限の逸脱 (添付図1参照) (概要)
2月7日、定格熱出力一定運転中の高浜発電所3号機において、タービン動補助給水ポンプ※1起動試験に先立ち、運転員が現場の機器配置確認を行っていたところ、タービン動補助給水ポンプに身を乗り出した際、トリップラッチ※2に体の一部が接触したため、自動待機中のタービン動補助給水ポンプが起動不能状態となり、「タービン動補助給水ポンプトリップ」および「タービン動補助給水ポンプ準備未完」警報が発信しました。
そのため、保安規定に定める運転上の制限の逸脱を宣言しました。
その後、ただちにトリップラッチを復帰させ、上記警報をリセットし、運転上の制限の逸脱からの復帰を宣言しました。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
- ※1 主給水系統事故時等、通常の給水系統の機能が失われた場合に、蒸気駆動タービンにより蒸気発生器に給水するポンプ。
- ※2 タービン動補助給水ポンプを現地にて停止する場合に使用するレバー
事象概要
および
対 策 等平成24年2月7日、定格熱出力一定運転中の高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)において、タービン動補助給水ポンプ起動試験に先立ち、運転員がタービン動補助給水ポンプ上部にあるタービン駆動用蒸気調整弁を確認するため、同ポンプに身を乗り出した。その際、体の一部(右腕)が接触し、トリップラッチが動いたことから、9時44分に、「タービン動補助給水ポンプトリップ」および「タービン動補助給水ポンプ準備未完」警報が発信し、自動待機中のタービン動補助給水ポンプが起動不能(以下、トリップという)状態となりました。
その後、ただちにトリップラッチを復帰させ、9時52分に上記警報をリセットし、トリップ状態から復帰しました。
トリップ状態が継続していた9時44分から9時52分の間、保安規定に定める運転上の制限を逸脱したと判断しました。
再発防止対策として、本事象を運転員に周知し、注意喚起を図るとともに、トリップ機構の接触防止カバーをトリップラッチまで保護するように改善します。
本事象による環境への放射能の影響はありません。[平成24年2月7日、平成24年2月17日お知らせ済み]
以 上