プレスリリース

2011年11月28日
関西電力株式会社

海南発電所2号機の再稼動に向けた取組みについて

 当社はこれまで、供給力確保の一環として、長期計画停止のユニットの再稼動の可能性について、様々な検討をしてきましたが、このたび、海南発電所2号機について、来夏に再稼動することを目標として、復旧工事に着手することとしました。

※長期計画停止・・・中長期的な需給状況や経済性などを踏まえ、当面稼動する見通しがない発電機を計画的に停止する運用。

 海南発電所2号機(出力:45万kW)は、平成13年度から長期計画停止としていた石油火力ですが、主要設備の保管措置を行っており、再稼動に必要な期間を短縮できる可能性があったことから、来夏の供給力として再稼動できる可能性を検討するため、本年8月22日から主要設備の点検を実施してきました。
 その結果、主要設備の保管状態が比較的良く、部分的な修繕で復旧可能なことを確認し、また、調達に時間を要する部品等の納期短縮が実現できたため、再稼動に要する期間を大幅に短縮できる見通しが立ったことから、復旧工事に着手することとしたものです。

 当社としては、安全を最優先に工事を進めるとともに、引き続き、供給力の確保に向けて最大限の努力を尽くしてまいります。

<海南発電所の概要>(所在地:海南市船尾字中浜260番地の96)
 1号機2号機3号機4号機
運転開始昭和45年5月昭和45年9月昭和49年4月昭和48年6月
定格出力45万kW45万kW60万kW60万kW
燃 料重油
原油
重油
原油
重油
原油
重油
原油
※2号機は、平成13年度から長期計画停止中
※1、3、4号機は通常運転中

以 上

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