プレスリリース

2010年11月18日
関西電力株式会社

美浜発電所3号機における国際原子力機関の運転管理評価チームのフォローアップ調査報告書の受領について

 当社は本日、平成22年5月31日から6月3日にかけて美浜発電所で行われた国際原子力機関(IAEA)*1の運転管理評価チーム(OSART)*2によるフォローアップ調査*3報告書を受領しました。

 これは、平成21年1月20日から2月5日に美浜発電所で行われたIAEAのOSARTの本調査において、良好事例12件の抽出、ならびに提案事項7件、推奨事項6件の指摘を受け、その後、提案・推奨事項計13件への対応状況の確認のため、平成22年5月31日から6月3日にかけてOSARTによりフォローアップ調査を受け、解決したものが10件、十分な進捗が見られるものが3件ならびに進捗不十分なものが0件*4との暫定評価をいただいていたものです。

 報告書では、別紙の通り、「解決」10件、「十分進捗」3件についての詳細事項が記載されています。

 当社は今回の調査結果を日々の発電所の運営に活かすことで、安全・安定運転に努めてまいります。

  • *1 国際原子力機関(IAEA:International Atomic Energy Agencyの略)
    1957年に国連加盟国により、世界的な“平和目的の原子力”組織として設立された。
  • *2 運転管理評価チーム(OSART:Operational Safety Review Teamの略)
    発電所の運転管理の状況を詳しく調査し、国際原子力機関の原子力安全基準や他の国々でうまく用いられている運転管理との比較検討および安全性の一層の向上に関する職員と専門家との情報・意見交換等を行う。
  • *3 フォローアップ調査
    現地調査での提案事項、推奨事項に対する発電所の対応状況について、フォローする調査。
  • *4 調査結果の定義
○解 決問題の根本原因を排除するための全ての必要な対策がとられ、対策の結果が明確に見られるもの。
○十分進捗進捗が見られるもので、根本原因も解明され、合理的な時間内に問題が解決される見通しがあるもの。
○進捗不十分満足いく進捗がこれまでのところみられないもの。

以 上

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