プレスリリース

2010年8月23日
関西電力株式会社

柱上変圧器の盗難について

 当社が株式会社ダイヘン(以下、ダイヘン)に補修を委託している柱上変圧器のうち、ダイヘンが株式会社合通(以下、合通)に保管を委託した柱上変圧器の一部を紛失していることが判明し、調査の結果、盗難にあったものと判断し、本日、合通から高槻警察署に被害届を提出しました。

場所 合通 北大阪流通センター(大阪府高槻市桜町1番5号)
盗難物 当該倉庫に保管している柱上変圧器1879台のうち、945台
(10kVA×122台、20kVA×109台、30kVA×141台、50kVA×154台、75kVA×264台、 100kVA×151台、133kVA×4台)
発見経緯
平成21年3月
・当社から柱上変圧器をダイヘンに搬入し、ダイヘンが合通の北大阪流通センターの倉庫に保管を委託。
平成21年7月
・倉庫への搬入完了。
平成22年8月5日
・ダイヘンから合通に対して、補修するため柱上変圧器の搬出を指示した際、保管していた柱上変圧器の一部が所在不明であることが判明。
平成22年8月6日
・合通からダイヘンに対して、柱上変圧器の一部が所在不明の連絡が入る。
平成22年8月9日
・ダイヘンから当社に対して、柱上変圧器の一部が所在不明の連絡が入る。
平成22年8月23日
・ダイヘンからの連絡を受けて以降、当該倉庫から柱上変圧器を搬出した実績、数量管理の事務手続き誤りや、他に所在不明の柱上変圧器がないか関係箇所 にて確認。
・当該柱上変圧器について、盗難されたと判断し、合通が警察へ被害届を提出。

 なお、盗難にあった柱上変圧器の一部の絶縁油にはPCB(ポリ塩化ビフェニル)が数mg/kg程度含まれている可能性がありますが、屋外使用を前提とした強固な容器に入っており、自然漏えいの可能性は極めて低いと考えております。
 当社は今後、ダイヘンとともに柱上変圧器の盗難防止対策を徹底してまいります。

※有機塩素化合物の一種。PCBはその安定性、耐熱性、絶縁性に優れていることから電気絶縁材などに使用されてきたが、有害性が問題となり、昭和47年以降生産が行われていない。

以 上

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