プレスリリース

2009年11月16日
関西電力株式会社

タイ国における新規小規模熱電併給事業の売電契約の締結について

 当社はこのたび、海外事業推進の一環として、当社が出資しているロジャナ・パワー社を通じ、タイ国における小規模熱電併給事業(以下、SPP事業)の売電契約をEGAT(タイ電力公社)と新たに締結しました。

  • ※小規模熱電併給(Small Power Producers)事業
     1992年に制定された法律に基づき、再生可能エネルギー等で発電された電気をEGATが長期で買電する事業のこと。タイ国では、環境負荷低減や国内景気(中小規模事業者[9万kW以下]の事業参画の促進)対策として、同事業を推奨しており、対象となるのは、再生可能エネルギー、バイオマス等による小規模な発電事業や熱電併給事業。

 当社は平成15年3月、ロジャナ・パワー社の経営に参画しており、同社は現在、SPP事業として、EGATに電力を卸販売するとともに、同国のロジャナ工業団地内の企業に電力と蒸気を販売しています。
 今回の契約締結に伴い、ロジャナ・パワー社はロジャナ工業団地内に高効率コンバイドサイクル発電方式の発電所を新たに建設し、2013年から25年間にわたってEGATに電力(9万kW)を卸販売するとともに、今後、同団地内に新たに進出する企業に電力と蒸気を販売する予定です。
 本プロジェクトは、EGATとの長期売電契約により、安定した収益が期待でき、さらに発電所建設、運転・保守における当社の技術ノウハウが、タイ国における環境に配慮した電力インフラ整備にも貢献できることから、意義深いプロジェクトであると考えています。

 当社は、今後とも、海外におけるエネルギー事業に積極的に参画することにより、新たな成長、発展につながる事業の開拓と収益性の確保を目指してまいります。

以 上

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