プレスリリース

2008年12月3日
関西電力株式会社

大飯発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始について

 大飯発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成20年9月9日から第12回定期検査を実施しておりましたが、12月5日に原子炉を起動し、翌6日に臨界に達する予定です。
 その後は諸試験を実施し、12月7日頃に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、平成21年1月上旬には経済産業省の最終検査を受けて本格運転を再開する予定です。


  定格熱出力一定運転中の平成20年8月19日に、1次冷却材中のよう素131濃度の上昇が認められたことから、燃料漏えいの疑いがあると判断しました。このため、1次冷却材中のよう素濃度等の監視を強化し、運転を継続していましたが、放射性廃棄物の放出抑制の観点から、十分な放射能低減期間を確保することとし、定期検査開始時期を約2日間前倒ししました。また、燃料集合体からの漏えいにより、定期検査開始時に実施している1次系の放射能低減操作に時間を要したことから、原子炉起動を11月下旬から12月上旬に変更しました。

以  上

<添付資料>

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