プレスリリース

2008年8月21日
関西電力株式会社

インドにおけるバイオマス発電プロジェクトからのCO2クレジットの購入について

 当社は、このたび、インドのTCP株式会社(インド タミルナドゥ州)が実施しているバイオマス発電プロジェクトからCOクレジット※1を購入することとし、本プロジェクトについて、日本政府から「京都メカニズム」のひとつである「クリーン開発メカニズム(CDM)※2」の承認を得ました。


 本プロジェクトは、TCP株式会社がタミルナドゥ州マドゥライにおいて合計9,000kWのバイオマス発電所により、電力の卸売りを行なうもので、平成25年までに約33.8万トン-COの排出削減を見込むものです。当社はその内、約19.8万トン-COを購入することとしました。
 なお、本プロジェクトについては、すでに「クリーン開発メカニズム(CDM)」として、インド政府、国連のCDM理事会の承認を得ています。


 当社は、地球温暖化防止に積極的に貢献するため、今後も引き続き、原子力発電の安全・安定運転に努めるとともに、地球規模の温暖化対策に実効性がある温室効果ガス削減プロジェクトからのCOクレジットを獲得するなど、さまざまな取り組みによって、国内外での総合的な対策に取り組んでまいります。



  ※1:COクレジット
    先進国・移行経済国における温室効果ガスの排出量と相殺できる、温室効果ガスの削減・吸収量の権利
  ※2:クリーン開発メカニズム(CDM)
    先進国・移行経済国が、途上国において温室効果ガス排出削減(または吸収増大)プロジェクトを実施し、その結果生じた排出削減量等を、COクレジットとして取得する仕組みで、共同実施(JI)、排出量取引(ET)と並ぶ京都メカニズムの1つ

以  上

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