プレスリリース
2008
2008年6月24日
関西電力株式会社
大飯発電所 洗たく排水処理設備変更計画(1、2号機共用設備取替えおよび3、4号機共用設備設置)ならびにほう酸回収系統(1、2号機)の改造計画に係る地元からのご了解(事前了解)について
当社は、本日、大飯発電所の洗たく排水処理設備※1変更計画(1、2号機共用設備取替えおよび3、4号機共用設備設置)ならびにほう酸回収系統(1、2号機)の改造計画について、福井県およびおおい町からご了解をいただきました。
今後は、関係ご当局をはじめ、地元の皆様のご理解、ご協力を得ながら本計画を推進していくとともに、原子力発電の一層の信頼性向上に努めてまいります。
<事前了解願いの概要>
(洗たく排水処理設備) | ||
○ | 大飯発電所1、2号機共用の洗たく排水処理設備の逆浸透膜装置を膜分離活性汚泥処理装置に取替え、設備の信頼性向上を図る。 | |
○ | 大飯発電所3、4号機共用の洗たく排水処理設備として、膜分離活性汚泥処理装置を新たに設置することにより、発電所外に放出される放射性物質の更なる低減を図る。 |
(ほう酸回収系統) | ||
○ | 大飯発電所1、2号機共用のほう酸回収装置※21基を増設、ほう酸補助タンク1基を設置することにより、ほう酸回収系の信頼性、運用性の向上を図るとともに、運転員の負担低減を図る。 |
以 上
※1: | 洗たく排水処理設備 原子力発電所の管理区域内で着用する作業服等の洗たくや、作業員の手洗い等により発生する排水をろ過し、排水中に含まれている放射性物質を分離処理する設備。 |
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※2: | ほう酸回収装置 1次系冷却材(ほう酸水)を蒸発処理して、蒸留水と濃縮液に分離させる装置。なお、分離した蒸留水と濃縮液は、1次冷却材の希釈および濃縮に再利用する。 |