プレスリリース

2008年2月21日
関西電力株式会社

ツバル国における太陽光発電設備の運転開始について

 当社が、ツバル国において、建設を進めてまいりました太陽光発電設備が、この度、完成し運転を開始いたしました。


 ツバル国は、南太平洋に浮かぶ9つの環礁島からなる総面積約26kmの小さな島国で、海抜が平均2mと低く、今後、地球温暖化による海面の上昇により「最初に沈む国」と言われています。


 当社はこれまで、国際貢献の一環として、このツバル国をはじめとする太平洋の島国の電力会社を対象に、新エネルギーに関するセミナーを行ってまいりました。その中で、ツバル国より、先進国にCOの抑制を求めるだけでなく、自ら環境に優しい新エネルギーを導入し、地球環境保全に直接貢献したいとの強い思いをお聞きしました。
 本プロジェクトにおいて、当社は、そうしたツバル国の思いの実現に少しでもお役に立ち、温暖化による海面上昇の被害に苦しむツバル国自らが新エネルギーを導入するという今回の事例が、地球温暖化に対する問題提起となればと考え、太陽光発電設備の建設を実施するとともに、設備のメンテナンスや運転のノウハウを伝達してまいりました。


 本日、太陽光発電設備が無事完成し、ツバル国の首都フナフチにて、竣工式が執り行われ、その設備をツバル電力公社に移管しました。なお、今後2年間については、当社も当該設備のモニタリングと運転支援を行ってまいります。


 当社はこれからも、新エネルギーの技術支援などを通じて、国際的な視点にたった環境保全に積極的に貢献してまいります。

以  上

<参考資料>

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