プレスリリース

2008年1月9日
関西電力株式会社

高浜発電所1号機1次冷却材中の放射能濃度の上昇について

 高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、本日、定例の1次冷却材中のよう素(I-131)濃度の測定(3回/週)を行った結果、前回(1月7日)の測定値(約0.7Bq/cm3)を上回る値(1.5Bq/cm3)を確認したことから、燃料集合体に漏えいが発生した疑いがあるものと判断しました。


 現在のよう素(I-131)濃度は、運転上の制限値 (57,000Bq/cm3)に比べて十分に低く、発電所の運転および環境安全上の問題はないと判断されることから、1次冷却材中の放射能濃度の測定頻度を上げて(よう素濃度: 3回/週→1回/日、全放射能:1回/月→1回/週)監視を強化し、運転を継続します。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。



  燃料ペレットを収納している燃料被覆管から漏えいがあると、燃料被覆管内のよう素が1次冷却材中に放出される。このため、1次冷却材中のよう素濃度の変化から、漏えいの有無を判断している。

以  上

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