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2007年4月17日
関西電力株式会社

美浜発電所1号機の定期検査状況について(原子炉格納容器内壁面からの水のにじみに関する調査)

 美浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力34万キロワット、定格熱出力103万1千キロワット)は、第22回定期検査中の平成19年3月22日6時30分頃に、運転員が巡回点検において、原子炉格納容器内のBループ室で床面に小さな水溜り(約5cm×約5cm)と原子炉キャビティ※1側の壁面が濡れていることを確認しました。
 この水溜りの水質を分析した結果、放射能とほう酸が確認されたため、この水溜りが生じた原因について調査を実施することとし、3月22日夕方から予定していた燃料装荷を延期しました。
 なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。

[平成19年3月23日 お知らせ済み]


 原子炉格納容器内Bループ室壁面からの僅かなにじみについては、原子炉キャビティ側の壁面であることから、キャビティの水抜きを行いました。その結果、壁面からの水のにじみはなくなりました。また、キャビティ周辺の壁面および天井面を目視点検した結果、当該箇所以外の4箇所でにじみ跡(ほう酸の析出)が確認されました。


 現在、キャビティとそれにつながるキャナル※2の内面を覆っているステンレス板の溶接部などについて、貫通傷がないかを確認するために真空発泡試験※3などを実施していますが、これまでに4箇所で僅かな発泡を確認しました。今後、他の箇所についても継続して試験を実施するとともに、発泡が確認された箇所については詳細調査を実施します。


 なお、調査は約1ヶ月間を予定しており、その後に対策の検討・実施、起動準備を行うことが可能になれば、原子炉起動は夏頃になると考えています。

以  上

※1: 原子炉キャビティ
原子炉容器の上部に設置しているプールであり、燃料取替え時に、ほう酸水を満たすこと により、燃料から放出される放射線を遮へいする。
   
※2: キャナル
キャビティと使用済燃料ピットをつなぐ水路で、燃料移送装置が取り付けられている箇所。
   
※3: 真空発泡試験
検査対象部位に発泡液を塗布し、アクリル透明箱で覆って内部を真空状態にして、発泡液 塗布部の泡の発生状態から漏えい箇所を特定する試験。

<添付資料>