プレスリリース

2006年6月21日
関西電力株式会社

「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂を踏まえた地質調査の実施について

 当社は、本年4月に原子力安全委員会において「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」(以下、「指針」)の改訂原案が取りまとめられたことを踏まえ、この原案に照らした地質調査を、当社の各原子力発電所およびその周辺において、今夏から実施することとしました。

 今回の改訂は、原子力発電所の耐震安全性のより一層の向上を目指して、最新の知見が取り入れられたものですが、当社はこれまでも詳細な地質調査を行った上で、十分な裕度を持って耐震設計を行い、かつ適宜最新の知見に基づく耐震安全性を評価・確認してきており、原子力発電所の耐震安全性は確保されていると考えています。
 指針改訂後においても、これまで同様、最新の知見を取り入れた新しい指針に照らした耐震安全性評価を、計画的に全てのプラントについて行い、必要に応じて耐震裕度向上のための対策を講じてまいります。


 この評価については、地質調査、基準地震動の策定、機器・建屋などの地震応答解析、耐震安全性評価という手順で実施する必要があることから、相応の時間を要すると考えています。このため、指針の正式改訂を待たず、これまでの地質調査を補完するために、当社の各原子力発電所およびその周辺において、指針の改訂原案に照らした地質調査を実施することとしました。

 今後、関係各所と調整を行い、必要な許認可等の手続き完了次第、地質調査を開始し、耐震安全性評価を着実に進めてまいりたいと考えています。

以  上

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