プレスリリース

2006年4月14日
関西電力株式会社

格納容器再循環サンプスクリーン閉塞事象に関する調査報告の完了について

 当社は、平成17年4月以降、順次、経済産業大臣に「格納容器再循環サンプスクリーン閉塞事象に関する調査報告」を行ってきましたが、本日、当社全プラントの調査報告が完了しました。


 本調査は、過去に欧米で発生した非常用炉心冷却系統スクリーンの目詰まりに関する事象等を受けて、経済産業大臣から指示のあった「格納容器再循環サンプスクリーン閉塞事象に関する報告徴収について(平成16年6月25日付)」に従い、原子力発電所の格納容器再循環サンプスクリーンの有効性評価に必要となる格納容器内保温材の種類や使用量、格納容器再循環サンプの仕様などのデータについて調査を行ったものです。
 また、万一、格納容器再循環サンプスクリーンが閉塞した場合に備えて、暫定的に運転マニュアルの整備等を実施しており、併せてその状況を報告しました。


 今後、これまでの調査によって得られたデータに基づいて、原子力安全・保安院長からの指示(「平成18年8月末までに、格納容器再循環サンプスクリーンの有効性を示すか、もしくは設備上の対策案及びその有効性評価方法について報告すること」)に従い、対応を検討してまいります。


  ※  「格納容器再循環サンプスクリーン閉塞事象に係る対応について(平成17年10月25日付)」


1.報告の概要
  原子炉冷却材喪失事故時等に格納容器再循環サンプスクリーンの閉塞原因となり得る保温材の種類やその使用量等のデータ調査結果
  万一、格納容器再循環サンプスクリーンが閉塞した場合に備えて暫定的に行った運転マニュアルの整備などの実施状況

2.報告の時期
 
報告の時期 対象プラント
平成17年4月22日 大飯発電所3号機および4号機
平成17年8月31日 美浜発電所2号機
高浜発電所2号機および4号機
平成18年4月14日 美浜発電所1号機および3号機
高浜発電所1号機および3号機
大飯発電所1号機および2号機

以  上

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