プレスリリース

2006年3月27日
関西電力株式会社

「平成18年度関西電力グループ経営計画」の策定について

 当社グループは、CSRを軸とした改革を推進し、安全最優先の事業基盤のもと、「お客さま満足No.1企業」の実現を目指していくこととし、平成18年度を持続的な成長に向けた新たなステージへ飛躍する転換期と位置づけ、この度、「平成18年度関西電力グループ経営計画」を策定しました。

 当社グループは、平成16年に「関西電力グループ経営ビジョン」を策定し、目指すべき企業像を「お客さま満足No.1企業」と掲げ、その実現に向けたさまざまな事業活動に取り組んでまいりました。
 特に、平成17年3月に発表した「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」において、「安全を守る。それは私の使命、我が社の使命」との社長宣言のもと、再発防止対策の確実な実施と安全文化の再構築を、社会のみなさまにお約束し、その達成に努めてまいりました。
 再発防止対策については、本年2月に実施状況をとりまとめ、ご報告いたしましたが、社会のみなさまから信頼を賜り、お選びいただけるグループとなるために、この安全文化を確実に根付かせていかねばならないと、考えています。
 また一方で、わが国の経済、関西経済が本格的な回復基調にある中で、エネルギー間の競争の激化など、当社グループをとりまく競争環境はますます厳しくなっています。

 このような状況の中で、当社グループは、CSRを軸とした組織風土の改革に一段と力を入れ、安全最優先の事業基盤のもと、人の成長・技術力の向上など、中長期の視点に立った施策を展開することにより、お客さま価値の創造に努めていきたいと考え、今回策定した「平成18年度関西電力グループ経営計画」において、以下のアクションプランを設けることとしました。

  安全最優先の組織風土の醸成
  グループ一体となったお客さま価値の創造
  人の成長、技術力の向上

 具体的な取組み内容としては、「安全最優先の組織風土の醸成」については、安全文化を、持続的成長を遂げるための基盤として根付かせるため、これまで進めてきたベース業務確立に向けたしくみの見直しにとどまらず、CSRを軸とした組織風土改革を進めてまいります。

 「グループ一体となったお客さま価値の創造」については、グループ一体となって、さらなるお客さま価値の創造に努め、お客さまから信頼を頂戴するとともに、各事業分野の戦略性を強化することにより、当社グループの持続的な成長を目指してまいります。

 「人の成長、技術力の向上」については、安全最優先の組織風土の醸成、お客さま価値の創造を担う原動力である従業員のやる気・やりがいの向上を図るとともに、将来の成長を切り拓く源泉としての人材の育成や技術力の向上に注力してまいります。

 このように、当社グループは、中長期的な視点にたった施策を進めることにより、一層のお客さま価値の創造に努め、「お客さま満足No.1企業」の実現を目指してまいります。

 また、併せて、電力の安全・安定供給を確保するとともに、エネルギーセキュリティの確保や環境保全への取組みを織り込んだ「平成18年度供給計画」を策定し、本日、経済産業省に届け出ました。さらに、安全の確保を最優先に、品質・信頼度の維持を前提とした上で、効率化への取り組みを示した「平成18年度経営効率化計画」も策定しています。

以 上

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